『 ブッダの教えを学ぼう 』シリーズ

『 ブッダの教えを学ぼう 』シリーズ
　
皆みなさま こんばんは。
　
今日も大変お疲れさまでした。
　
さて、『今宵のちょっと素敵なお話』は・・・
　
～♡～♡～♡～♡～♡～♡～♡～♡～♡～♡～
　
心が口を動かすので、
欲や怒り、愚痴の心が
口にあらわれると
どんな言葉になるでしょう。
　
それが、
綺語（きご）　
心にもないお世辞をいうこと
　
両舌（りょうぜつ）
仲の良い人を割いて仲悪くさせること

悪口（あっこう）
非難や中傷のこと

妄語（もうご）
事実無根のウソをつくこと

です。
　
これを
四悪（しあく）とも言います。
　
それぞれ、
なぜ悪といわれるのかを
説明していきましょう。
　
『 綺 語 』（きご）とは
心にもないお世辞をいうことです。
　
知りあいが
赤ん坊を抱いているのを見ると
　
心の中では、
憎たらしい顔だなと思っていても

「まあ、可愛い赤ちゃんですね」
といいます。
　
自分の会社の社長に会うと
「社長、決まってますねそのネクタイ」
といいます。
　
商売をしている人はお客さんに
「この服、似合いますね」
「きれいな肌をされていますね」
と、
　
本心では、まったくそんなことを
思っていなくても一生懸命言います。
　
このように、
心にもないお世辞を言うことを
『 綺 語 』といいます。
　
これを仏教では
悪といわれるのですが、
　
「そんな本当のことをいったら
　　　　相手を傷つけるだろう」
という反論が聞こえてきます。
　
自分のため
でなくて相手を気遣って、
　
お世辞を
いっているのだということでしょう。
　
ですがそうでしょうか？
　
私たちが
気を使ってお世辞を言うのは、
　
会社の上司であったり
近所の友達で会ったり、
お得意先であったり、
自分の好きな異性であったり
　
嫌われると
都合が悪い人たちに対してです。
　
新宿西口のホームレスの方に
「このダンボールの家、素敵ですね、
　どうやって作るんですか」

とお世辞を言う人はいませんね。
　
自分の利害と関係がないからです。
　
最初にお話ししましたように
仏教は心を一番重く見られます。
　
どんな心でいっているのか、
　
人のためではなく
自分の欲のためではないだろうか

お客様のため、
相手を喜ばせるため　
　
だから、
私はそう思っていなくても
　
相手が喜ぶことを言っているのだと
多くの人が思っていますが、
　
本当のところは
自分の欲を満たすためでは
ないでしょうか。
　
人の為とかいて　
偽（いつわり）と読みます。
　
自分の欲のために、
言葉を飾りたてて
相手をだますのは、
　
悪なのですよと、
　
お釈迦様は教えられています。
　
長くなりましたので、
続きは次回に・・・
　
　❤ 感　謝 ❤
　

　
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